2021年5月26日水曜日

動詞タイプ3:Verbityyppi 3

Moikka!


引き続き、動詞タイプの紹介です。

今回はverbittyyppi 3:preesens muoto、計6タイプあるので今回で半分ですね。


・Verbityyppi 3:基本形の語尾= 子音:konsonantti + -la/lä, ta/tä, na/nä, ra/rä

 → vartalo:語尾の”-la/lä, ta/tä, na/nä, ra/rä” → "e"に変える


 例1:men(行く)

  → vartalo: mene-

 Minä:menen 

 Sinä:menet

 Hän: menee

 Me: menemme

 Te: menette

 He: menevät


例2:jutella(話す)

 → vartalo: juttele-

 Minä:juttelen

 Sinä:juttelet

 Hän: juttelee

 Me: juttelemme

 Te: juttelette

 He: juttelevat


例3:juosta(走る)

  → vartalo: juokse-

 Minä:juoksen  

 Sinä:juokset

 Hän: juoksee 

 Me: juoksemme

 Te: juoksette

 He: juoksevat


1.他の動詞タイプでも共通する点 

これは前回までと内容は同じですので、詳細はverbityyppi 1、2の投稿をご確認ください。

このタイプは、子音+"-la"などの"子音+母音"の形(例ですと:men-nä、jutel-la、juos-ta)で、vartaloを作る際に語尾"子音+母音"→"e"に変わることから、自動的にvartalo語尾は"e"となるため、Hänの語尾はすべて"ee"となることもわかりますね。


2.verbityyppi 3の特徴

例1:mennäはvartaloのつくり方に、1.他の動詞タイプでも共通する点が適用された形なので特に問題はないかと思います。

注意するのが例2:jutellaのように、nomminatiiviがkpt-vaihteluのheikkoの形になっているものです。

kpt-vaihteluのheikkoの形になっているというと少しわかりにくいかもしれません。

まだvahvaになる余地があるもの(よりvahvaな形が存在するもの)のほうがイメージがわきやすいでしょうか…。

jutellaの"t"で言いますと、kpt-vaihteluの "tt - t - d"の真ん中に位置する

 → より強い"tt"の形が存在するため、次のルールが適用されます。

nominatiivi:kpt-veihteluのheikkoである場合vartalo含むすべてがvahvaの形になります。

 →verbityyppi 1のnukkuaの例で見ましたように、基本的にはnominatiivi→vartaloの際にkpt-vaihteluはよりheikkoになることが多いなかで、このルールはその逆を行っているため、käänteinen kpt-vaihtelu(逆kpt-vaihtelu)とも呼ばれています。


例1のmennäはkpt-veihteluが適用される文字を含まないのでこのルールが適用されず、基本ルールだけで運用されているといったところですね。

そして、実はkpt-veihteluの文字が含まれていてもルールが適用されない動詞もあります。Verbityyppi 3ですと、"kävellä(歩く)"、"kokeilla(試す)"ですね。これらは1.のルールのみで格をつくります(他もあれば教えてください)。


加えて、verbityyppi 2にてルールの例外の動詞を紹介しましたが、この3にも例外となる動詞が存在します。

それが例3のjuostaと、Persoonapronomminit ja persoonapäätteetの際に紹介したollaの2つです。

nominatiivi: juosta → vartalo: juokse- は名詞の格変化でも似たようなものが出てきますので、ルール通りに作った形:juose-みたいな形は読みにくい(聞きにくい)のかな?なんて勝手に思っています。

Ollaですと、nominatiivi: olla → vartalo: ole- まではルール通りで、hän onだけイレギュラーですね。

例外がぽろぽろ出てくると慌ててしまいそうですが、例外以外はルール通りなので、例外を覚えてしまうほうが楽かと思います。


さて、今回の内容がわかるようになると、たとえば次のような文章の動詞を作る・理解することができます。下線の部分が動詞です。

・Hän opiskelee suomea. (nominatiivi: opiskella) 

 (彼はフィンランド語を勉強している)

・Minä opettelen tanssia. (nominatiivi: opetella)

 (私はダンスを習っている)


次回は動詞タイプ4ですね。いよいよ折り返しです。


それでは、Nähdään!

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